銀座,漢方薬,東銀座タカハシクリニック

内科,漢方内科
東銀座タカハシクリニック

〒104-0061
東京都中央区銀座3-11-13
松本銀座ビル5階
電話:03-3524-1200
FAX:03-3524-1201

天井先生のコラム

寒い日が続きますね。かぜが心配な季節です。

「かぜ」は漢字で「風邪」と書きますが、これは中医学の考え方から来ています。中医学では、体に悪い影響を与えるものを「邪」と呼び、特に外から入ってくるものを「外邪」と言います。細菌やウイルスだけでなく、寒さや湿気などの気候の影響も含まれます。

梅雨の時期に多い「湿邪」は重たくてどんよりした性質ですが、風邪はそれとは逆で、軽くて動きやすいのが特徴です。そのため、手足のしびれやかゆみといった体の表面の症状や、頭痛、鼻水、喉の痛みなど、首から上の症状が出やすくなります。

風邪は単独で来ることもありますが、寒さや熱などと一緒に入り込むことも多く、皮膚から始まって、鼻や喉、気管、さらに体の奥へと進んでいきます。これを防いでいるのが、「肺」がつかさどる「衛気」という力です。これは体の表面で門番のように働き、邪が入らないように見張っています。

もし外邪を体の浅いところで追い返せれば、ほとんど症状が出ず、風邪をひいたことにすら気づかないこともあります。そのためには、肺の働きを高めて衛気をしっかりさせ、気の巡りを良くすることが大切です。

また、体を守る力である「正気」を支えるには、胃腸の働き、つまり「脾気」も重要です。食べ過ぎや無理な食事は胃腸に負担をかけてしまいます。きっちり三食にこだわるより、空腹感を大事にして、おいしく楽しく食べることが、風邪予防の基本になります。

風邪のひき始めには、体の表面で外邪と正気がぶつかり合います。これを「邪正闘争」と言い、その結果として寒気や発熱、汗、鼻水、咳、痰といった症状が出ます。しかし、これらは外邪を追い出そうとする体の自然な反応なんです。ですから、むやみに熱を下げるのはあまり良くありません。

こうした体の働きを後押しするために作られている漢方薬が、よく知られている葛根湯、というわけです。ただ、かぜは経過とともに症状が変わります。漢方薬もその症状によって変えていかなくてはなりません。

かぜをひきやすい、長引きやすい方は日頃のケアが大事ですので、ぜひご相談ください。


花粉症を東洋医学的に考える

寒い冬が過ぎれば春。春が近づいてくるのはうれしい反面、花粉症のある人にとっては、ちょっと憂うつな季節でもあります。東洋医学では、花粉症は体を守る力である「衛気(えき)」の乱れが原因だと考えます。この衛気は「肺」と深く関係していて、さらに胃腸にあたる「脾」、体の土台となる「腎」、ストレスと関係する「肝」の状態も大きく影響します。

春は風が強く、その風が花粉やウイルスといった体にとって良くないものを運んできます。これを防ぐのが衛気で、鼻や喉、皮膚でバリアのように働きます。くしゃみや鼻水、咳は、本来は体を守るための自然な反応ですが、花粉症ではこの反応が必要以上に強く出てしまうのです。

また、食べ過ぎや冷たい飲み物が多いと「脾」、つまり胃腸が弱り、体に余分な水分がたまります。この水分が肺に集まると、鼻水や涙が出やすくなります。夜更かしや疲れすぎは「腎」を消耗させ、乾燥やほてりを招きますし、ストレスは「肝」を乱して気の流れを悪くし、目のかゆみや鼻づまりを強めます。

花粉症には、冷えが強く水っぽい鼻水が出るタイプと、熱がこもって目のかゆみや粘った鼻水が出るタイプがあります。大切なのは、食べ過ぎや冷たいものを控え、体を冷やさず、しっかり休み、気持ちをゆったり保つことです。特別なことではなく、毎日の生活を少し整えることが、花粉症を和らげ、体質そのものを良くする近道なのです。

花粉症に使える漢方薬もありますが、食事の摂り方や栄養の整え方について、具体的にお知りになりたい方は、ぜひご相談ください。


花粉症にはビタミンDを

ビタミンDというと、これまでは「骨を丈夫にする栄養素」というイメージが強かったと思います。実際に、カルシウムなどの吸収を助けたり、骨を作るのを支えたりする大切な働きがあります。でも最近では、それだけではなく、体のいろいろなところで重要な役割をしていることが分かってきました。

そのひとつが、免疫のバランスを整える働きです。免疫に関わる細胞にはビタミンDを受け取る場所があり、不足すると免疫の働きが乱れやすくなります。その結果、花粉症をはじめ、アトピーや喘息、自己免疫の病気などが起こりやすくなったり、悪化したりすると考えられています。つまり、ビタミンDをきちんと補うことで、アレルギー症状をやわらげる助けになる可能性があるのです。

ただし、ビタミンDは食べるだけでは十分に働かず、紫外線を浴びることで体の中で「活性型」に変わります。ところが現代は、外で過ごす時間が少なかったり、日焼け止めをしっかり使ったりする生活が一般的ですよね。そのため、ビタミンDが不足しやすい状態になっています。特に冬は日照時間が短く、夏と比べると作られる量が大きく減ってしまいます。

ビタミンDは、サケやサバ、イワシなどの魚、きのこ類、卵黄などに含まれていますが、食事だけで十分な量をとるのはなかなか大変です。そのため、秋から冬にかけては、サプリメントを上手に使うのもひとつの方法です。

目安として、成人では1600IU15μg)が推奨されていますが、体の状態によっては20004000IU50 100μg)を摂ることで、花粉症による鼻づまりが軽くなる例もあります。続けていくと体に蓄えられ、症状の波が少しずつ落ち着いてくるとされています。

普段の生活を整えながら、ビタミンDを意識して補うことで、今年の花粉症を少しでも楽に乗り切っていきたいですね。


あぶらの摂り方で花粉症は楽になる

「あぶら」と一口に言っても、実はいろいろな種類があります。その中でも体に大きく影響するのが脂肪酸で、特に大切なのが「オメガ3」と「オメガ6」のバランスです。理想は、オメガ3:オメガ6がだいたい14くらいと言われています。

ところが、普段の食事ではサラダ油などの植物油に多く含まれるオメガ6を、知らないうちに摂り過ぎてしまいがちです。何も気にしないでいると、120130という極端なバランスになってしまうこともあります。オメガ6が多すぎると、体の中で炎症を起こしやすくなってしまうのです。

以前は、リノール酸というオメガ6の油がコレステロールを下げるとして注目された時代もありました。でも、その後の研究で、摂り過ぎるとアレルギーや動脈硬化が増えることが分かってきました。油の量そのものより、「摂り方」が大事だということですね。

リノール酸は体の中で変化して、炎症を強める物質を作ります。特に甘いものや糖質を摂り過ぎていると、その流れが加速してしまいます。油っこいものや甘いものを食べ過ぎると、アトピーや花粉症、喘息が悪化しやすいと言われるのは、こうした仕組みがあるからです。

さらに、炎症を抑える流れには、ビタミンB群やビタミンC、ミネラルも必要です。油に気をつけていても、栄養が足りていないと、体はうまく調整できません。

大事なのは「バランス」です。オメガ3の油を摂っていても、同時にサラダ油をたくさん使っていては意味がありません。まずはサラダ油を減らして、オメガ3の油を意識して摂りましょう。亜麻仁油やえごま油、青魚の油がお勧めです。亜麻仁油やえごま油は熱に弱いので、加熱せずに使ってくださいね。

料理には、熱に強いオリーブ油が向いています。また、マーガリンやショートニングに含まれるトランス脂肪酸は、体に負担をかけやすいので、できるだけ控えたいところです。

サプリメントだけに頼るのではなく、毎日の食事全体を少し見直すことが、体を整える近道になりますよ。


クリニック案内

医院名
東銀座タカハシクリニック
院長
髙橋 博樹
住所
〒104-0061
東京都中央区銀座3-11-13
松本銀座ビル5階

診療科目
内科,漢方内科
※漢方薬を主体に西洋医学と組み合わせて治療をしています。
電話番号
03-3524-1200

交通案内

  • 都営浅草線 「東銀座」駅 徒歩1分
  • 東京メトロ日比谷線 「東銀座」駅 
    徒歩4分

お問い合せ

「どんな治療法があるの?」
「治療にかかる期間は?」

疑問に思う事など、ご相談ください。
ご相談はお電話でも承っております。

TEL 03-3524-1200